マーガレットシステムはそろそろ折り返し地点です。10月は、人工呼吸器の取り扱いや輸血についての研修がありました。新人にとっては難易度の高い看護後術ですが、先輩と一緒に人工呼吸器を取り扱える事、手順に沿って輸血の実施が安全にできるよう研修を受けました。人工呼吸器は、臨床工学技士さんの協力を得て、実際に触って操作してみることで操作方法を修得することができました。
この時期は夜勤練習も終盤に入っている新人もいます。患者を担当して夜間の看護実践が主体的にできるよう先輩について指導を受けています。担当する患者の人数を徐々に増やして、毎回振り返りをしながら進めています。この時期の目標は、数日単位での患者の理解です。担当患者について数日前からの経過を理解し、受け持った時のアセスメントから今後の予測ができる事が目標です。新人看護師は、担当した時の患者の様子やその日の予定だけに視点が行きがちですが、数日前からの経過からアセスメントすることがより良いアセスメントに繋がります。看護師としての判断と予測ができ、担当者としての責任をもって看護できる事を目指しています。
またこの時期は、修得度項目の6カ月評価も行っています。修得度項目の中の技術的側面は72項目ありますが、半分以上の項目で「一人で実践できる」レベルになっているのが標準です。まだまだできないことが多いと考えがちですが、自己評価することによってできるようになったこともたくさんあると自分の頑張りを認め、次のステップに上がってほしいと考えています。
新人看護職員研修責任者 大西孝子