6月 ケア前後での患者の理解

 6月の新人看護職員は、夜勤練習を始める前段階として導入期の評価を行います。導入期のねらいである「ケア前後での患者の理解」について、担当患者の状況把握や、提供したケア前後の患者の反応から考えていきます。手順通り行っても、その時々の患者の反応の違いや、実施する最中も患者の反応をみながら実施することの大切さを理解し、パートナーにもアドバイスをもらい、患者を把握する力やアセスメントする力を養います。6月後半から7月にかけては、夜勤練習前期に入り、目標をステップアップさせながらOJTを進めていきます。

新人看護職員研修責任者 大西孝子

 4月に入職し、2カ月が経過しました。患者さんの状態を看ること、業務を覚えること、患者さんへの点滴や内服している薬剤、疾患についてなど勉強の毎日ですが、先輩方に指導や助言を頂きながら、一人前の看護師を目指して、階段を一歩ずつ登って行っていることを実感しています。
 今月は「看護方式とメンバーシップ」「危険予知訓練」の研修がありました。三豊総合病院ではパートナーシップを導入しています。パートナーシップは安全な医療の実施と療養環境を保持でき、より安心・安全・安楽な看護を提供できることや患者さんのニーズに対してタイムリーに対応できるといった利点があります。このパートナーシップ制の利点を十分に活かせられるように、私たちはチームの一員として、報告・連絡・相談をすることや、責任を持ち自分の役割を果たすこと、自分自身の知識・技術を磨いていくことが重要であると学びました。また危険予知訓練では、事故の危険を察知し、事前に防止する手立てを講じる能力を身につけるためにグループワークを行いました。グループ内で意見を出し合ったことで様々な視点から事故の危険因子をとらえることができました。日々の業務の中で危険をアセスメントし、患者さんの安全を守れるように研修で学んだ対応措置をとっていきたいと思います。
 今月からは、夜勤練習も開始になりました。患者さんの夜間の生活状態、他部門・他職種との連携体制など理解できるように、研修で学んだことを活かし取り組んでいきたいと思います。

新人看護職員 H、A

 OJTが始まり1カ月余りがたちました。南2病棟は、外科系混合病棟で入退院が激しく、手術件数も多いのが特徴です。病棟スタッフは時間管理能力・集中力が要求されます。新人看護師にとって最初は戸惑い、立ち止まって考え込む様子が見受けられました。しかし、繰り返し経験を重ねることでタイムリーに行動が出来るようになってきました。またPNSの利点を活かし、パートナーと相談し確認をすることで自信をつけているのが感じられます。
 振り返りレポートでは、患者の細かな描写が描かれるようになりベッドサイドでどのようなアセスメントを行っているのか表現することが出来るようになりました。実際ベッドサイドでは、患者とのコミュニケーションにおいて誠実に対応しようとする姿勢が伺えます。
また、今月から夜勤にも入るようになってきました。身に着けることは沢山ありますが、少しずつでいいので焦らず安全に看護が行えるようになって欲しいと思います。               

南2病棟師長 倉田