5月 マーガレットシステムの導入期

 5月の新人看護職員は、マーガレットシステムの導入期にあたります。導入期のねらいは、ケア前後での患者の理解です。それと共に看護技術の経験を増やすこと、日勤業務の流れを理解しチームの一員となれることです。先輩の支援を受けながら、数人の患者を受け持ち、自分が提供したケアの前後の患者の様子から、提供した看護について考える習慣をつけていきます。学生時代は、看護過程の展開で受け持ち期間を通した看護について考えてきました。現在は、ひとつひとつの看護ケア実施にも情報収集(観察)、計画、実施、評価があることを学んでいます。

新人看護職員研修責任者 大西孝子

 4月に入職し、最初の集合教育では、学生時代に学んできたことをさらに深めた内容の研修や、看護師として働くにあたり、身に付けなければならないマナーや新たに習得する技術の練習をしました。現場に配属されてからは、研修を受けた内容を先輩看護師の見守りのもと実践し、助言やご指導を頂いています。採血など侵襲的な行為については、仕事が終わって時間外になっても、練習を見て頂いており、分かりやすく的確なご指導のもと練習ができています。初めての実施では、不安な気持ちのままゆっくり針を進めてしまう傾向がありました。しかしそれは、逆に相手に苦痛を与えてしまう場合もあり、時には迅速さも必要ということを学びました。穿刺による影響や患者さんが苦痛に感じる時間を短くするためにも、丁寧かつ迅速、安全に実施ができるよう先輩方の指導を受けています。
またその他の練習は、プリセプター、アソシエイトを中心に、医師や師長、先輩看護師、他職種の方々など病棟全体で指導を受けています。日々の業務でも分からないことは積極的に聞き、確認しながらおこなっています。まだまだ分からないことばかりですが、これからも患者さんにとって安全で安心できる看護・医療の提供ができるよう、日々学習と経験を積み努力していこうと思っています。

西5階病棟 新人看護師 K・T

 4月の入職以降、集合教育に始まり、看護学生から社会人へ、そして一人前の看護師になるため、5月からは現場で学びを深めています。現場配属当時は、緊張しているのが傍でいてわかる日々でしたが、先輩看護師とともに患者さんのところで、状態観察や看護ケアに頑張っている姿に最近では頼もしさを感じています。
5月13日(日)当院の行事の一つ、「三豊総合病院まつり」が開催されました。あいにくの雨でしたが、院内各所で催された各ブースには、大勢の人が立ち止まり、当院を知ってもらう良い機会になりました。その中で、新人看護師は、看護師体験ブースで受付や、白衣体験のお手伝いをし、笑顔あふれるブースとなりました。
まだまだ一人前の看護師への道は始まったばかりです。他職種も含め、スタッフ皆で成長を見守りたいと思います。                 

病棟師長 西谷