実習生のカンファレンスに感動

外科病棟主任 大西由佳里

衛生看護科基礎実習の最終カンファレンスの時、実習生が、A4用紙にいっぱいに記入した感想を発表してくれました。あまりの多さにびっくりしましたが、聞いているうちに吸い込まれるように聞き入りました。
初めての実習で、緊張したこと、患者さんと話そうと思っても言葉が見つからず困ったこと、「たくさんの学びと気づきができてよかった、私も早く看護師になりたい」と、切々と語ってくれた時、まるで子供の成長を見た母親のような気持ちになり感動しました。短い実習の間に、こんなに成長したのだと嬉しく思い、こちらも涙がでて「この感動を忘れずに看護を志すことを続けてほしい、頑張ってほしい」と伝えました。
学生さんとのカンファレンスは、患者さんの看護についてはもちろんですが、困っていることや感動したことについての話ができます。学生さんにとっては一歩看護師に近づくための学びの場ですが、看護師にとっても看護を振り帰る機会になります。学生さんに刺激を受けながら、一緒に、現場の感動を話せるカンファレンスにしたいと思っています。
一人でも多くの学生さんに、出会い、ともに感動して、看護を好きになってほしいです。