11月 自身のアセスメントに基づいた相談を先輩にしながら

 11月の新人看護師は、受け持たせて頂く患者さんが増えたなかでも、自身のアセスメントに基づいた相談を先輩にしながら業務を遂行することができています。
 先日は先輩のケーススタディ発表会に参加しました。当看護部のケーススタディに取り組む要件は、新人看護師が目指すキャリアラダーⅠの次の段階のキャリアラダーⅡを目指す看護師で、所属長が看護実践が自立できていると判断した2年目以上の看護師です。
ケーススタディは、自立して取り組んだ看護過程を振り返り、根拠に基づいた看護であったかを考察し発表します。発表者はついこの前まで、新人看護師教育のマーガレットシステムのさなかに居た2年目、3年目の看護師が多くを占めますが、その成長を見てうれしくなりました。来年も楽しみです。

新人看護職員研修責任者  島矢さゆり

ケーススタディ発表会

新人看護師も多く参加させて
頂きました


10月末の「看取り」の研修


 入職して8カ月がたちました。私が働いている西5病棟には、脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷などの様々な脳疾患患者さんが入院されています。疾患による後遺症によって手足が思うように動かせない方や、意思疎通を図るのが難しい方がおいでます。急性期では小さな変化に気付けるように日々観察し、その人に合ったコミュニケーションを取るように心掛けています。
 独り立ちに向けて夜勤練習・休日勤務をすることが増えてきました。受け持つ人数が増える中で優先順位や時間管理を考え、患者さんのニーズに合った看護が出来るよう先輩と相談をしながら取り組んでいます。
また、回復していく患者さんだけでなく、看取りを経験することもあります。10月末に看取りの研修を受けました。終末期では本人の人生観、価値観を十分に把握し、環境を整えることが大切です。患者・家族の支えとなり、信頼される看護師になりたいです。

西5病棟 新人看護師T

 新人が入職して8カ月が経ちました。新人はマーガレットシステムに沿って、夜勤練習に入っており、もうすぐ独り立ちできる状況になっています。最初は緊張や不安から表情も硬いように思いましたが、今は病棟にも慣れ、日々頑張ってくれています。
 当病棟の新人は、麻痺のある患者や発語が難しい患者など脳外科患者の特性を踏まえ、患者にあわせてコミュニケーションをとり、患者のニーズを捉えられるよう日々奮闘しています。急性期の病棟ではありますが、看取りの患者にも対応する時があります。看護師として患者の終末期にどのように関わるのか、どう寄り添っていけばいいのか研修などの学びを活かしブリーフケアを行う新人の姿に成長を感じました。
 また、医師や薬剤師など多職種が集まる退院調整カンファレンスにも積極的に参加し、看護の視点から自分なりの意見を発信してくれています。今後も新人が相談しやすい雰囲気を心がけ、新人の学びを支えていけたらと考えます。

西5病棟 主任看護師土岐裕子

西5病棟 左から土岐主任・新人看護師・プリセプター・森川師長