新人看護師は入職から3ヶ月が経過し、振り返りの会を持ちました。3ヶ月の振り返りは昨年度までは全員が集合しグループワーク形式で行っていましたが、今年は部署の新人教育委員が中心となり各部署で実施しました。新人教育委員の役割は「新人教育体制を整え、新人看護職員とプリセプター・アソシエイトの育成を図る」です。振り返りの会では新人教育委員がファシリテートし、新人ができるようになったことをどんどん引き出して振り返ることができました。さらに、新人からはそんな新人教育委員の「凄い!」と思うところを発表することで、委員の役割遂行を実感する場にもなったようです。また、各師長がプリセプターやアソシエイトに対して、新人指導を通して得た学びを問い、「伝え方の工夫」や「新人が違う視点で看護を見ていたことに気付いた場面」など、新しい発見の報告がありました。今年度の看護部のBSCの目標のひとつである「共に学び高め合う職場風土を目指します」をOJTの中でも実践できていることが確認できた3ヶ月の振り返りの会となりました。
新人看護職員研修責任者 島矢さゆり
入職して4か月が経ち、一人でできることが増えてきました。患者さんの状態に合わせた看護が行えるように、プリセプターの指導のもと、どのような看護が必要なのか考えながら患者さんに関わるようにしています。
中央4階病棟は、消化器疾患の内視鏡治療が多く、経過に沿った観察が重要になります。7月に受けたフィジカルアセスメント応用編の研修を活かし、必要な観察の正常異常を考え、先輩に報告相談するようにしています。個々の患者さんの状態に合わせた看護ができるようにアセスメント能力を向上させていきたいです。
中4病棟新人看護師 I
新人看護師は、まだまだ毎日緊張状態のなか、体調管理をしながらの勤務が続いています。入職後3ヶ月が経ち、先輩との意見交換も活発に行うことができ、自分なりの考えを発信することができるようになってきました。
中4病棟は、消化器内科病棟です。慢性疾患を抱え、繰り返し入院する患者さんや、手術が必要となる患者さんなど急性期から終末期まで様々な患者さんが入院されています。
『疾患をみるのではなく、患者さんを看る』ことの大切さを繰り返し伝え、アセスメントをしてどのような看護が必要なのか、実施後の相手の反応はどうかということを意識してもらっています。
先日、3か月の振り返りを行い、成長したところや課題を明確にして次のステップへ移ることができました。今年度は2年目看護師も新人教育に携わるシステムを取り入れ、新人の成長によい影響を与えてくれています。プリセプターやアソシエイトを中心に、病棟全体で目標と現状を共有し、病棟全体で支援するという体制ができていると感じます。
中4病棟師長 中浦