6月 受け持つ患者さんの人数を少しずつ増やす

 6月に入り新人は、社会人基礎力のスモールステップの項目を意識して行動できるよう指導を受けながら、担当看護師として受け持つ患者さんの人数を少しずつ増やしている最中です。まず、情報収集から受け持ち患者さんの状況や予定を理解し、先輩と共にケアを計画します。そして、実施した看護の患者さんの反応から適切なケア、正常・異常等について考え、能動的に報告・相談できるように努力しています。これらに必要となる「フィジカルアセスメント基礎編」「報告・連絡・相談」「高齢者理解・認知症理解」の研修を受講し、それぞれの看護の基本について学びました。
 また、1日看護補助者体験を実施し、看護補助者の役割や責任範囲を知ることで、看護実践の場での看護師と看護補助者の協働の重要性について理解することができたようです。

新人看護職員研修責任者  島矢さゆり


 入職して約3ヵ月、研修で学んだことや先輩からの助言を活かしながら、個々の患者さんに合わせた看護が提供できるように頑張っています。
 6月は、「高齢者理解、認知症理解」や「報告・連絡・相談」などの様々な研修を受けました。認知症理解の研修では、認知症を有する患者の立場に立って、その人の行動や発言の意味を考えていくことで、患者理解に繋がると学びました。一般的に私たちは、疼痛があったとしても訴えることができますが、認知症を有する患者さんは疼痛があってもうまく伝えることができず、不安を感じたり混乱することにより攻撃的になったり、叫ぶことで痛みの表出をしたりします。それぞれの言動には一つ一つ意味があり、認知症があることが治療の妨げにならないよう、患者さんの思いを汲み取りながら個別性に合わせた看護を提供できるように観察をしっかり行い、アセスメントしながら学習を継続していきたいです。
 「報告・連絡・相談」の研修では、SBARを用いて報告することで、的確に患者さんの情報を伝えることができるということを学びました。的確な情報を報告しないと患者さんの状態をアセスメントすることができません。今後は、SBARを用いながら報告が行えるように行動していきたいです。

西7病棟 新人看護師O


 病棟では、マーガレットシステムを基にスモールステップの振り返りを行いました。また、OJTでは、先輩看護師と共に看護を行う中で、学んだことを整理し、今の自分にできることを一つずつ確認することで、『ここまでは自信を持ってやれる!』という達成感に繋ぐことができたと思います。日々の受け持ち患者さんを少人数から担当し、新人は毎日どのような看護が必要かレビューをしています。目の前の患者さんをしっかり看ることで、新人なりの看護を実践できるように、先輩看護師として支援していきます。

西7病棟 安倍

西7病棟:左から安倍主任・新人看護師3名・山岡師長

フィジカルアセスメント基礎編研修

高齢者理解・認知症理解研修