2月 「私の看護観」の発表

 2月の新人看護師は、DC取り扱いの研修と「私の看護観」の発表を行いました。DC取り扱いの研修は、医療機器研修では最後となります。まだ、実践で使う機会は稀ですが、基本を理解し先輩の指示を受けながら動けることが大切です。「私の看護観」は、1年間の経験をもとに、心に残った患者さんとの場面から自分が大切にしたい看護を考えていきました。師長さんや先輩ナースに助言をもらいながらまとめることは、今の自分の看護に対する考えをまとめることに繋がりました。これから経験を重ねることで、さらにその看護観が深まっていくことを期待したいと思います。

新人看護職員研修責任者 大西孝子

 4月に入職して10か月が経ちました。私の所属している整形外科病棟は骨折やそれに伴う外科的手術を行う患者さんが入院しています。術前の状態観察や術後の痛みのコントロール、日常生活の介助やリハビリテーションによる機能回復を支援する病棟です。骨折する前は出来ていた日常動作が出来なくなることで不安に感じる患者さんも多く、精神的ケアをする中で、1人ひとり思考が違うように、関わりにも多様性があることを再確認し学びが深まりました。
 私が、入職時から意識して取り組んだこととして報告、連絡、相談があります。医療の現場はチームで動くことが大切となるため、一人で考えるのではなく、プリセプター、アソシエイトなどと相談し患者と関わるようにしました。最初は相談をするという事が難しく一人で考える事が多くなってしまうことがありましたが、先輩看護師が声をかけてくれて、情報を共有し自分の意見も発言できるようになりました。
 2月末には看護観の発表もあり、自分の考え方をまとめるいい機会となりました。1年を通し多くの患者さんと関わり、成功したことばかりではない1年でしたが1つ1つの関わりで得たことを糧にして成長できた1年にもなりました。今後、よりよい看護を提供できるよう日々精進していきたいと思っています。

西8病棟新人看護師 K

 新人看護師として配属され、1年が来ようとしています。知識・技術に自信がつき、落ち着いた行動が出来るようになり、また、看護師として患者さんの話を聴くことが出来るようになりました。
 整形外科病棟で、緊急入院、手術も多く、入院期間も長期となり、退院支援が重要となっています。治療の経過が分かり、医師と連携を取りながら今後の方向性を患者さん・ご家族と考えられるよう、これからも経験を積んでほしいと思っています。また、高齢化で認知症の方も多くなっています。患者の尊厳、安全等を考えながら日常の看護を行ってほしいと思います。
 これからは自分で学習の方向性を見出していくことが求められます。少しでも進んでいけるよう、これからも支援したいと思います。

西8病棟師長 井下