11月の新人看護師の様子

11月は、新人看護師達は夜勤や休日を独り立ちするまでに成長しています。部署での行動を見ていても落ち着いて対応できています。この時期は、自部署と特殊部署とのつながりについて学ぶOP・ICUへのローテーション研修を行っています。マーガレットシステムでは当院の理念に基づいた病院から地域までを見据えた看護実践ができる看護師教育に取り組んでいます。特殊部署で学んだことを自部署での看護や業務にどのように活かせるかを考えられるように、そして行動に移せるように支援します。

研修責任者 師長 荻田

*今回のホームページは2グループ(南2・南3・南4)が担当です。

ローテーション研修

mitoyo-1511-1~OP室~
新人看護師のローテンション研修としてOP室での研修がありました。ここでは緊張した面持ちの患者さんを迎え、麻酔をかけて手術開始、といった流れで行われていています。看護師が、術前に前室で優しい声で挨拶をし、落ち着いて説明したり、確認をしている様子から患者中心の看護を学ぶことが出来ました。それと同時に、今まで手術室に患者さんを送り出す時は、自分自身も緊張していて患者さんの不安を和らげる関わりが出来ていなかったことに気づくことが出来ました。また、タイムアウトや術前カンファレンスなどに同席し、安全で質の高い看護が行われていると感じました。
今回の研修で学んだことを思い浮かべ、これからの病棟勤務で活かしたいと思います。


mitoyo-1511-2~ICU~
ICU研修では、1日先輩看護師とともに重症患者さんの看護を経験させてもらう事が出来ました。ICUの看護師は、症状観察やVS測定・モニター監視を細かく行っており、病棟との違いを感じました。また、医師に気になっていることを確認したり、アセスメントしたことを提案するなど細やかに対応をしていました。また、今回の研修では病棟で経験できない重症患者さんのケアや、挿管中の患者さんの吸引、Aラインの管理なども経験することが出来ました。
病棟勤務でもICUで学んだ観察の視点を思い出し、そこからアセスメントして実践していきたいと思っています。

防災訓練

mitoyo-1511-311月12日、全職員対象の防火訓練がありました。患者役や誘導役など役割分担し、ある病棟で火災が発生した場合を想定して避難訓練を行いました。私は自分で動くことができる患者役として参加しました。病院職員として災害発生時は焦らず落ち着いて行動すること、非難経路を確認しておくこと、声を掛け合いながら協力して対応することなどが大切である事が分かりました。万一災害が起きてしまった際は、今回の訓練をもとに安全に避難・誘導したいです。

CVC挿入介助

mitoyo-1511-4CVC(中心静脈カテーテル)挿入介助の研修を受けました。経口から栄養がとれない場合の栄養管理や、重要な点滴ルートの確保をするために病棟でもCVCカテーテルを挿入することがあります。研修ではビデオ視聴とデモンストレーションを通して、挿入時の介助を清潔操作で行うことや挿入時の合併症の観察などを学びました。病棟で実際に行われる機会があれば安全に挿入介助を行いたいと思います。

先輩の発表を聞いて~2年目看護師のケーススタディー発表会へ参加~

mitoyo-1511-5ラダーⅡを取得される先輩看護師のケーススタディの発表を聞かせていただきました。1人の患者さんを事例として取り上げ、行った看護を振り返り、考えたことや得たこと、学んだことなどを発表されていました。わたしたち新人看護師も毎日振り返りを行っていますが、その患者さんの背景や生活状況などを考えて援助を行う難しさを感じています。先輩看護師のように患者さんについて考える機会をもちたいと思いました。