あるべき姿に向け行動することが大切である

 早11月、久しぶりのひとことです。前回のひとことの夏から、一気に冬になったようで、秋を感じる間もなく季節が過ぎていく感覚です。
 9月はBSC中間評価や中間面接、10月は管理者合同会議や内定者親睦会、全国自治体病院学会などイベントが多くありました。BSCの学習と成長の視点でスタッフの皆さんに「医療・看護の動向と入院基本料の理解」を視聴してもらい、各部署で当院の役割について話し合った結果を管理者合同会議で共有しました。看護師一人ひとりが実施している看護の意味づけが出来、今後加速する高齢化へ対応するため、今取り組まなければならない事が明確になってきたように思います。それは今年のケーススタディにも表れており、高齢者看護、栄養、ADLがキーワードで、医原性廃用予防への意識の高まりを感じました。高齢の方が合併症を起こさず予定の治療を終え、元居たところに帰れる事は決して当たり前ではなく、看護の力が大きい、イコール質の高い看護が出来たと評価するべきだと思います。是非良かった症例を振り返り、頑張りを認めあってください。
 10月に参加した全国自治体病院学会での講演で、昨年度自治体病院の86%が赤字経営であったと報告がありました。これは人件費や材料費、光熱費などの物価高騰に診療報酬が追い付いていない事が主な原因となりますが、少子高齢化が加速する中で今の医療提供体制を維持するのは相応の努力が必要だと感じました。看護はお金に換算出来ない部分が多く、実感が得られにくいかもしれませんが、良い看護が出来た結果は経営改善に繋がります。職員一人ひとりが経営意識を持ち働く事、そして部署のビジョンを明確にし、あるべき姿に向け行動することが大切であると言われており、当看護部の方向性を確認する良い機会になりました。
 最後に坂本すが氏が「地域医療構想における看護師の知恵と連携」をテーマに、学会で語られた言葉をご紹介します。
『看護が発揮すべき「知恵」とは、単なる医療的知識や技術にとどまらず、患者の生活背景を踏まえた総合的アセスメント力、臨床経験に裏打ちされた判断力、そして制度や地域資源を柔軟に“つなぐ力”である。』

【11月生まれの師長】
佐藤副部長と伊東師長です!(^^)