じめじめと蒸し暑い梅雨の6月ですが、皆さん体調はいかがですか?新入職者の皆さんや育休明けの皆さんも心身ともに疲れが出る頃かと思いますので、周囲に相談しながら体調管理していきましょう。
先週梅雨がないと言われる北海道十勝の現地研究会に行ってきました。あいにく晴天とは言えない曇り空でしたが、♪果てしない大空と広い大地のその中で~の歌詞が浮かぶような景色に圧倒された2日間でした。1日目は松山千春生誕の地、足寄町の足寄町国民健康保険病院と高齢者等複合施設「むすびれっじ」を視察しました。足寄町は町村の中でも日本一の面積で香川県の3分の2ほどの広さがあり、移動距離の長さと冬季の厳しい自然の中で医療現場においても様々な課題を抱えていました。「むすびれっじ」では「生活支援長屋」というこの地域ならではの施設があり、目からうろこの視察になりました。2日目の全体討議でも3施設の取り組みについての発表を聞きましたが、どこの施設においても少子化による人口減少、高齢化、働き手の不足などにより厳しい経営状況が伺えました。その中でも地域に必要とされる病院や施設として存続をかけ、地域住民と一丸となって地域医療を支えている姿が印象的でした。足寄町の高齢化率は40%を超えており三観地域の一歩先をいっているとはいえ、将来を見据えて当院のあるべき姿を考える必要性を感じた今回の視察でした。