今年は台風や地震による災害が続きました。災害による被害を少なくするためにも訓練は重要です。10月25日には防火訓練、28日香川県と観音寺市による総合防災訓練、11月1日災害訓練に参加しました。
防火訓練は定期的に行っているものですが、当該部署と応援職員との指示のやりとり、避難済の病室確認、避難後の確認など足りないことを気づくことができました。
総合防災訓練は、琴弾公園で行われ、消防、自主防災組織、警察、自衛隊、海上保安庁、日赤、当院DMAT、電気・水道・電話などライフラインなど多くの機関が参加し、活動を実際に見ることができました。一番印象深いのは県警察本部の緊急援助隊でした。多重事故からの救出場面での、指揮官と実働部隊との指示、命令と報告は、すばらしかったです。わかりやすい言葉、復唱、速やかな報告、記録がされていました。命を救う医療を提供するまでに、多く方々の活躍があってのことと気づくことができました。
災害訓練は、多くの傷病者を受け入れるためのものでした。本部、トリアージエリア、赤・黄・緑エリアを設営し、患者対応しました。私は本部で入院病床を担当していましたが、電話での情報共有の困難さを痛感しました。それぞれのエリアで声を出し合い、考えて、行動できていたと思います。
訓練を通し、共通して感じたことは、声を出し合うこと、伝わったことを確認し合うことから始まるのではないかということでした。日頃の業務でも同じではないでしょうか?