9月 マーガレットシステムも折り返し点

入職して6カ月たち、マーガレットシステムも折り返し点になりました。集合研修では、脳卒中スケールやフィジカルアセスメントのPartⅡの研修が終わり、各部署では夜勤練習が継続して行われています。患者の病態を根拠をもって把握できること、優先順位を考えた業務の組み立てができること、先輩やリーダーに適切に報告・連絡・相談ができることがこの時期の課題です。チームの一員であるという自覚をもって、考えて行動することが夜勤の独り立ちに繋がってきています。

新人看護職員研修責任者 大西孝子

 私が所属している西7階は消化器内科の病棟です。内視鏡的な治療やがん患者様の多い病棟です。
入職して半年が経ちました。まだまだ慣れないことや不安なことも多くあります。ケアを行う際には患者様の希望は何か、どう工夫すれば安全に行えるかなど考えて行いますが、不十分な点が多く、先輩の知識や技術をみて勉強していています。
また最近は、看護師としての自覚が強くなり患者さんや家族にかける言葉の重みを感じています。日々関わっていく中で不安を打ち明けてくださることもありますが話を聞くことしかできず、どう声をかけて良いのか戸惑うこともあります。でも、病棟ではパートナーシップナーシングシステム®で先輩と一緒に行動するため、すぐに相談しアドバイスをもらいながら、どう接しているか間近で見て学びます。先輩達の患者様を思っての心からの言葉に私自身も優しい気持ちになったり安心したりしています。入院中は患者様にとって、痛みや不安、喪失感など様々な思いを抱く時だと思います。身体的な処置やケアだけでなく精神的な面でもサポートも出来るよう患者様と接する時間を多くとり、些細なことでも言ってもらえるような信頼される看護師になりたいです。
 今月は脳卒中スケールⅡの研修がありました。脳卒中は様々な要因で急に発症し麻痺や言語障害、意識障害などの後遺症を残してしまうことがあります。研修では表情や上肢の左右差、言葉の発しにくさなどから脳卒中のサインを読み取ることが出来ることを学びました。24時間を通して患者様と密に接する機会の多い看護師だからこそ些細な変化を見逃さない観察力を養い、気づきを自分から発信していけるようになりたいと思いました。

西7病棟新人看護師 M

 入職して半年が過ぎ、折り返し地点になりました。新人看護師は、社会人としての基本姿勢を学びながら、看護師としての必要な知識・技術の修得に頑張ってきました。最初は、患者さんと会話する時にも緊張の表情が見えましたが、色々な経験を積むうちに落ち着いた笑顔で接することが出来るようになったと思います。8月末に多重業務研修を終え、時間に沿って業務を行うのではなく患者さんの全体像を把握して優先順位を考えた看護を行うことの重要性を改めて認識することも出来ていました。
 夜勤練習も後半になり、独り立ちに向けた準備を進めていく時期になりました。先輩たちは、新人支援カレンダーを確認することで新人の進行具合をみんなで共有して指導しています。これからも専門職としての学びを深め、独り立ち出来るようにスタッフ全員で支えていきたいと思います。

西7病棟師長 佐藤