学生さんのカンファレンスから自分自身が学んだこと

西7病棟 浪越峰子

浪越私の所属する西7病棟は消化器内科病棟です。化学療法や内視鏡治療などをされる患者さんが入院加療されています。ある学生さんの統合実習のカンファレンスの事です。患者さんの治療が進み、ADL自立に向けて声かけを行なっているが、患者さんは自立していくことに消極的で、怒りっぽい強い口調で対応されるため、どのように接して声をかけていいのかわからないという内容でした。カンファレンスで看護師から「患者さん自身も治療が思った以上に早く進み、自分の思っている以上に周囲の環境が変化し戸惑っているのではないか?」というアドバイスがありました。患者さんの発せられる言動の裏の心理を考え看護していくことの大切さを私自身も考えさせられました。

看護師という仕事をするなかで様々な患者さんと関わり、看護も一つではありません。その方にあった看護を考えていくことが大切です。実際に患者さんと関わるなかで、自分自身が経験して感じた気持ちを忘れずこれからの看護につなげていってほしいと思います。