臨地実習指導は私の学びに繋がりました

西7病棟 看護師 菅原由華

指導する事があまり得意でない私は、今回始めて専任の実習指導担当になりました。私の指導が学生さんに理解してもらえるだろうか?と不安に思いながら実習がスタートしました。担当した学生さんは、始め「実施したい項目がたくさんあるのに時間が足りずに実施出来ない」「患者指導を行っているが患者様自身の意欲が乏しく関わり方が難しい」等悩みを持っていました。
しかし、中間カンファレンスで指導を行い、2週間目の最終カンファレンスでは、「指導を元にケアを行う事で時間に余裕が出来てやりたいケアが実施出来た」「患者様自身には指導をする事は難しかったけど奥様に手技を指導する事が出来た、退院後の生活について不安な事に対して少しだが関わりを持つ事が出来た」と発表してくれました。そして、最初は緊張していた表情が次第に和らいで、最終日には生き生きとした表情で「2週間の実習は本当に楽しかったです」と笑顔で挨拶をしてくれました。その時私は、指導者として本当に嬉しかったし、将来は一緒に仕事が出来たらいいなぁと思える素敵な学生さんだなと思いました。
。学生さんは、私が知らない情報を患者様やご家族から得ていたこともありました。また、学生さんを見ていると、業務が優先になりがちで、時間をかけて患者様の清潔ケアや訴えを聞く事が出来ていなかった自分に気付かされる事もたくさんあり、私自身、日頃の看護について振り返る機会にもなりとてもよかったと思います。