実習生から感銘を受けることばかり

看護師長 藤田禮子

衛生看護科(高校2年生)基礎実習2週目の最終カンファレンスで、実習生は次のようなコメントを伝えてくれました。

「ADL介助の必要性が高い患者さんの床ほど沢山のものが落ちていた。きれいにしないといけないなと感じ、環境整備の大切さを感じた。」 「実習中に小さな喜びや気づきを沢山積み重ねることが出来た。入院時に認知症の患者さんの清拭に何人ものNsで介助し、患者は不機嫌だったけど、2週目にはニコニコして静かに清拭に応じていたのにびっくりした。」など・・・。

この実習ではADL介助が必要な患者さんと自立している患者さんでは、環境の状態に差が出ること、認知症の患者さんに対して時間をかけて関わっていくことの大切さを学んでくれたと思います。

回診の処置見学をした後、その場で学生さんから「見学させていただきありがとうございました」という言葉が自然に出て、患者さんもにっこりされ、「何年生?がんばってね」と嬉しい言葉も頂きました。
学生さんは常に新鮮な目で観察し、看護師にも多くの刺激を与えてくれています。「成長を見守っていきたい」と感じ、感銘を受けることばかりです。