10月 多重業務の研修

 私は現在、夜勤練習後期の段階です。自分で観察し提供できる看護が増えてきたのですが、どのタイミングで先輩に応援を呼ぶべきか、また優先順位のつけ方についてわからなくなることがあります。しかし、多重業務の研修を受け、患者の安全、安楽面において対処しきれない時には、一人で解決しようとはせず応援を要請することを改めて学ぶことができました。その時には患者情報や経緯を伝えて、先輩が患者のことを理解した上でケアを提供できるように相談することが大切だと感じました。また、優先順位=重症度ではなく、患者の予定、希望、状態に合わせて計画を立てていくことも必要だと学びました。そして、ナースコールや日常生活の物の位置など、患者が安全、安楽に過ごすための環境整備が自分には不足していたと気付くこともできました。今後も先輩の看護を参考にさせてもらいながら、自分のアセスメントが正しいか相談することを心がけ、患者に安全、安楽な看護が提供できるようにしていきたいです。

南4病棟 新人看護師 F


 新人看護師が入職して7か月が経ち、夜勤練習も残り1回となりました。夜勤では十数名の患者様を受け持つため、責任の重さで緊張している姿も見られましたが、患者様の状態をアセスメントして先輩看護師に報告や相談を行うことができており、新人看護師の成長を感じ嬉しく思っています。
次のステップに向けてさらに成長していけるように、これからも病棟スタッフ全員でサポートしていきます。

南4病棟 主任看護師M


 10月は新人看護師が記しているように「多重業務研修」を実施しました。この研修の目的のひとつである「多重業務時の優先順位の考え方をまとめることができる」は、先輩看護師でも難関の課題です。朝に思案した「計画通りに看護業務が滞りなく遂行できる」なんてことは看護業界ではあり得ないといって良いことです。それでも、随時、前から後ろから横からやってくる多重となる課題に看護師としてどう対応するか、それらをどの程度予測して何をしておくかなど、それぞれの看護師の力量とセンス、患者さんへの思いが現れる研修です。日常業務でも頻繁に起こっている「多重業務」ですが、総合的に見て、患者さん第一に優先順位を考えられる思考に気付けたようで、これからに期待です。

新人看護職員研修責任者 島矢さゆり



ポジショニング研修:今年度はWOC監督下部署の褥瘡委員さんと共に学びを深めました




多重業務研修:患者さん役の新人教育委員さんはみなさん演技派


南4病棟:新人看護師と主任看護師

プリセプターとアソシエイトでもある主任と