2月は、「私の看護観」の発表会がありました。当院の新人看護師の看護観は、これまでの経験から「忘れられない場面」を抽出し、なぜ覚えていたのかを自分自身に問いかけ、そこから自身の「気がかり」や「大切にしているもの」に気付くことから始めます。
ある新人看護師は、先輩看護師の患者さんへの対応から、自分は業務ばかりに必死になっていたことに気付かされ、患者さんに”人”として向き合う姿勢への行動変容について発表しました。また、ある新人看護師は、初めてプライマリーナースとして受け持った患者さんの退院後を見据えた支援が不十分であったにも拘らず、「いつも笑顔で話しやすい優しい看護師さんだね」という言葉をくださった場面を振り返りました。そして、褒めてくださった「笑顔や優しさ」を忘れず関り、その人らしい暮らしができるよう看護を提供していきたい、と発表しました。他の発表者も、患者さんや先輩から看護の「こだわり」のヒントをもらい、自身の「大切にしたい看護」が表れている内容でした。
発表を聞いた先輩看護師から、「自身の新人の頃を思い出させてもらった。今の気持ちを忘れないと思うけれど(^^)、忘れないで、一緒に成長していきましょう」と言葉を頂きました。先輩や患者さんから頂く教えをしっかりと受け止め、成長してきた新人看護師が頼もしく見え、これからに期待を馳せる発表会でした。
新人看護職員研修責任者 島矢さゆり
私たちが所属している南4階病棟は、呼吸器内科・外科病棟で、主に肺癌や肺炎などの患者さん、化学療法や肺癌の手術、内視鏡検査目的の患者さんが多く入院されています。
マーガレットシステムの研修で習得した様々な知識や技術を看護の現場で活かせるよう取り組んでいます。現在は先輩と同数の患者さんを受け持ち、多重業務の際にもひとりひとりの患者さんに安全に看護が提供できるよう常に報告・連絡・相談を心掛け、先輩に相談をしながら行動しています。少しずつ出来ることが増えていますが、まだまだ未熟であり先輩方に指導や助言をいただきながら日々看護を行っています。
これからも2年目に向け学んだことを活かし、患者さんにとって最善な看護を提供できるようにしていきたいです。
新人看護師 H・F
4月に入職してきた新人さんが1年間の経験を積み4月からは先輩看護師になります。南4階は呼吸器内科外科病棟ですが、呼吸器以外にも沢山の疾患や検査の患者さんを受け持ち、覚えることもたくさんあったと思います。日々の看護を行うなかで自分の無力さを感じることもあったと思いますが、1年前よりは表情もしっかりしており、患者さんと接する中で、喜びや看護の楽しさも実感できたのではないでしょうか。3月はまとめの時期であり、自分の1年間を振り返ると共に、今後の目指す看護師像を確認し2年目からも頑張ってもらいたいと思います。
南4階病棟 副主任看護師 高橋