4月に始まったマーガレットシステムは、12か月のまとめの会を行いました。1年間で社会人として専門職業人として成長できたことや2年目からの課題をグループで話し合ってまとめました。患者の全体像を捉えてニーズを把握し、個々の患者に合った看護を提供するためには、まだまだ知識や技術は未熟です。2年目は1年目の時のようなはっきりした課題や先輩からの支援も減り、自分で課題を考え自分で問題解決していくことが成長の鍵になります。そして、目の前の課題だけでなく3年後、5年後にはどんな看護ができるようになっていたいか、10年後にはどんな看護師になっていたいか、キャリアビジョンを持って日々看護に向き合っていくことが大切です。自分の未来を描いて、今日を大切にしながら成長して欲しいと思います。
新人看護職員研修責任者 大西孝子
私たちが所属している中央手術室では日々様々な科の手術が行われています。手術室看護師の役割は大きく2つにわかれており、主に医師に医療器具を渡す役割の器械出し看護師と、患者さんとより深く関わり心理的支援や手術中の体位・体温管理、循環動態の観察などを行う外回り看護師の役割があります。入職してすぐの頃は慣れない環境や機器、医療用語に戸惑いや不安もありましたが、日々目標を立てて学びを深めています。最近では、手術に対する知識も増え先輩にアドバイスをもらいながらより良い看護を考えられるようになってきました。患者さんと接する時間が短く、その中でのニーズの把握や信頼関係を築くことの難しさを感じることもありますが、手術は患者さんにとって人生の大きな出来事のひとつです。その重要な場面に立ち会う責任を持ち、患者さんが安心して手術を受けられるよう看護を深めていきたいと思います。
中央手術室 新人看護師T・S
一年前、夢と希望を持ち看護師としてスタートした新人看護師達も4月からは先輩看護師と呼ばれるようになります。2月に行われた「私の看護観」の発表は仲間と自身の成長を認め合う良い機会となったようです。今の気持ちを大切にしながら日々の看護の中で学び、感性を磨き、それぞれの看護観を醸成し続けることが大切なのではないでしょうか。2年目となる彼女たちを温かく見守りたいと思います。
中央手術室 看護師長 森