9月 感染症発生状況も落ち着き、集合教育を再開

地域での感染症発生状況も落ち着き、集合教育を再開しました。今月は「急変時の看護」と「危険予知訓練」を行いました。急変時の看護では、気管内挿管の介助手順だけでなく救急カートに収納されている器材の点検や急変に遭遇しない時でもイメージをしておくことを認定看護師から教わりました。また、危険予知訓練では一人では考えにくいこともグループで考えることでたくさんの意見を聞くことができ、部署での安全管理もスタッフみんなで行う意味を理解できました。OJTでは、夜勤での患者担当が始まっている部署があります。24時間365日、患者と一番近い位置にいる看護師の役割を学んでいます。

新人看護職員研修責任者 大西孝子


私たちが所属している循環器病センターは、心臓カテーテル検査を受ける患者さんや、心不全、心筋梗塞、不整脈などの患者さんが入院しています。救命救急センターやICU・CCUからの退室も多く、入退院が激しい病棟のため、先輩と1つ1つ確認しながら日々の業務を行っています。9月で夜勤練習前期が終了しました。夜勤では、看護師の人数が少なく一人で多くの患者さんを担当するため、リーダーや他のメンバーへの報告・連絡・相談と協力が必要不可欠だと学びました。そして、昼夜逆転している患者さんでは、日中覚醒を促すためのケアを行い夜間に睡眠が取れるようにしているなど24時間の継続した看護も経験できました。
 集合研修では、危険予知訓練と急変時の看護の研修がありました。危険予知訓練の研修では、写真からどのような危険が予測されるかグループで話し合い、予測した危険ポイントに対する対策や目標を立てました。急変時の看護の研修では、挿管の準備から挿管後の観察までをシミュレーションしました。今回研修で学んだ事をしっかり身に付けて、部署での危険予知や急変時の対応ができるよう学びを継続していきたいです。

循環器病センター 新人看護師 S・M


循環器病センターでは、4月に2人の新人看護師を迎えました。新人看護師は、業務が終了すると、その日のパートナーと振り返りを行い、学びや気づきを深めています。少しずつ成長していく2人を見ていると、今後の成長が楽しみでなりません。今後も毎日の実践の中での学びを大切にして、一歩一歩前に進んでいってもらいたいです。

循環器病センター師長 大西