9月 夜勤練習

 9月の集合研修は、危険予知訓練や「看る力」の演習を行いました。危険予知訓練は、医療安全研修の一環で、患者の日常生活の中に潜む危険について学び、安全な療養環境の整備について現場での実践につながる研修になりました。また、「看る力」の演習は、当院独自の看護の仕事シートを使い、ラダーⅠの「ニーズを捉える力」「ケアする力」を強化する机上シミュレーションです。患者の訴えや症状から看護者の視点でアセスメントができるようにワークを繰り返しています。
 9月になると、夜勤練習は前期が終了し後期に入っている新人もいます。前半の課題ができたかどうか評価し、後期では患者を担当しての夜勤練習を行います。看護師の少ない夜勤帯で患者さんの安全を守り看護師として責任をもって看護にあたれるよう練習を進めていきます。

新人看護職員研修責任者 大西孝子

 4月に入職して6ヶ月が経ちました。西5階病棟は脳外科病棟で重症度の高い方や、寝たきりの患者さんが多く入院されています。
 日勤業務ではできることが増え、巡回時には患者さんの様子を自分の視点で観察しています。また、夜勤練習も後期に入り経験や学びが増え成長できていると感じています。しかし、何かがおかしいと感じた時はすぐに先輩に報告・連絡・相談できるので安心して看護実践することが出来ています。
 9月の集合研修で危険予知訓練がありました。患者さんの周囲にどのような危険があるか考え、対策を話し合い、指さし呼称で確認することを学び病棟でも実施しています。日々の、患者さんの援助は手順書を確認して実施し、行った後ももう一度確認するようにしてふり返りを行うようにしています。10月からは医師からの指示受けや報告も一人で行うようになるので、患者さんの安全を最優先に考え、先輩に相談しながら行っていきたいと考えています。

新人看護師 M、O、M

 新人が入職して、半年が過ぎました。目まぐるしい日々の業務の中で、日々頑張っています。はじめは、先輩ナースのそばを離れず、患者さんの車いすでの移送なども不安そうな表情でした。でも、今ではパートナーの先輩と巡回の時こそ一緒にいますが、徐々に一人で行動できることも増えてきており、「新人さん」というよりも、1人のスタッフとして頼りになる場面も増えました。こころなしか、少し自信も出てきているようにみえます。真摯に患者さんの訴えに向かい合い、患者さんについて新しい情報を提供してくれたときなど、師長としての喜びを感じます。西5病棟は脳神経外科病棟ですので、コミュニケーションをとることが難しい患者さんが多いのですが、それでも、一生懸命話を聴こうとする姿は、だれもが新人の頃だったころを思い出させてくれます。
 看護師として独り立ちをするための、準備の時期にはいりました。一人で行動することは、その分、看護師として責任の重さを感じると思いますが、まわりは頼もしい先輩方がフォローをしてくれています。あせらずに、自分なりの看護を見つけてくれればと思っています。

西5病棟師長 山本