研修責任者からのメッセージ
1月から、内視鏡センターへのローテーション研修が始まりました。胃・大腸・気管支内視鏡の検査や、自部署に関連している特殊検査について学び、看護に繋げる事が主な目的です。先日研修を終えた消化器病棟の新人看護師は内視鏡・超音波下の検査を見学し、患者さんへの検査前後の説明や観察のポイントについて学べたことを語っていました。また、地域包括ケア病棟の新人看護師は嚥下テストを見学し、日頃の食事介助や退院支援への視点を養うことができているようでした。様々な経験を通して、患者さんの立場に立ち、広い視野で対応できる思いやりのある看護師、質の高い看護が提供できる看護師になって欲しいと思っています。1日ずつの研修ですが、2月半ばまで研修は続きます。これから研修を受ける人も、有意義な研修になるように自ら取り組んでいきましょう。
荻田
病棟師長からのメッセージ
今年度も残すところ2か月となりました。集合教育に始まり、各部署でのOJT、ローテーション研修など学ぶことばかりの一年でしたね。皆さんの成長は、プリセプターをはじめとする先輩や担当者からの報告、研修後のレポート、何より日々の看護から感じることが出来、とてもうれしく頼もしく思います。これからも皆さんを見守り支えていきたいと思っています。
脳外科病棟 師長
内視鏡ローテーション研修
中央4階病棟では、日々内視鏡の検査や処置を受ける患者さんの看護を行っているため、今回の内視鏡ローテーション研修は病棟での看護に活かせる学びが多くありました。CS(大腸内視鏡検査)やESD(内視鏡的粘膜剥離術)RFA(ラジオ波凝固療法)では、病棟での前処置や準備物の意味を知ることができ、ポリペクでのクリッピング処置ではその後の観察項目や注意点、看護につながる学びを得ることができました。実際に見学することでどのような検査や処置が行われているのか知ることができ、帰室後の患者さんへの看護をより具体的に考えられるようになりました。患者さんが、安心して検査や処置が受けられるように、この研修の学びを今後の病棟での看護に活かして行きたいと思います。
中央4階病棟 M.T
危険予知訓練(KYT)
危険予知訓練の研修を受けました。危険予知(KYT)訓練とは、まだ起きていないエラーや事故の可能生を察知し、事前に防止する手立てを講じる能力を身につける訓練(研修)です。5グループに分かれて、イラストを用いて今後起こりうる可能性についや事故を未然に防ぐ手立てを考えたりしました。
他のグループの意見も聞くことができ、様々な考えがあることに気づきました。予測することは難しいことではありますが、大切なことだと思います。患者さんの安全を守るために必要なことであり、自分自身の今後の事故防止に役立てられる研修でした。
中央4階病棟 A.O
私の看護観グループワーク(アンケート内容から)
*2月に「私の看護観」の発表会があります。今回は、看護観を書く前のグループワークを行いました。臨床での患者さんとの関わりの場面を通して自分の看護観について考えました。
・ほかの人の発表を聞いて知識技術も大切だけれど、一番はやっぱり看護の心や思いやりの心だと思った。それが考えられなければ、病気だけを見る看護師になってしまって、個別のケアはできないと思った。
・今後自分がどうしていきたいか等を考える時間を持つことができた。
・ほかの人の学びや感じたことを聞くと、自分では気づかなかった部分が見えてきて、もっとこうしたらよかったのではと看護について改めて振り返りました。
・先輩や自分以外の人の意見や、看護で大切にしていることなどを話し合えて、考えの幅が広がった。