14日15日看護の質発表会が開催されました。平成26年度からドナベディアンの構造・過程・結果の過程の部分を事例で発表することを始め、28年度から過程は看護実践でありスタッフ中心に発表する現在の形式になりました。2年にわたるコロナ禍においてもこの発表会が継続して行えたこと、多くの看護職員と看護の質を共有できたことを大変うれしく思っています。2日間を通して講評では2つのことを伝えたかったのです。1つは今年度の看護部目標に沿った発表内容としてコロナウィルス感染対策についてです。たとえコロナが終息しても標準予防策と感染経路別対策を合わせていくことは、いつでもどこででも行うことです。2つめは安心して退院後の生活が送れるように支援することでは、カンファレンスして退院支援という発表がありました。看護とは目の前にいる患者さんへの意図した介入ですが、どのように暮らしてきて、今回この病気、この治療をすることで、今後どのように生きて逝くまでを患者さんご家族と医療従事者側が一緒に考え話し合うことが重要です。まさにACPであり、その人らしく生きることを支えるためには特別なことではないと考えています。生・病・老・死は人間にとってあたりまえのことであり、看護職はその時々に立ち会う仕事です。
18日看護観の発表がありました。患者さんの「やめて」「飲まん」「いらん」「入らん」などいろいろな「反応」から、患者さんにとっての意味を考え、自分の行動を振り返ることができていました。患者理解とニーズの把握をして言葉の意味を理解して、意図した介入が看護です。これからもクレドに沿った行動をしていきましょう。
クレド②相手の「反応」をよく見ます。