看護部理念の「看る力」

 西日本の豪雨災害の被害の大きさに、胸が痛みます。梅雨明けし、気温が上がり、避難所やライフラインの途絶えた自宅での生活が厳しくなることを思うばかりです。大規模災害の度に、自宅があり、仕事ができることは、当たり前ではなく、有難いことだと痛感しています。
 看護部理念の「看る力」「心」「連携」が豊かな看護について、特に「看る力」
について考えることがありました。「看る力」は観察→判断予測→説明実施→観察までのことです。「看る力」は「看護の仕事」としては、患者理解とニーズの把握、診療の補助、療養上の世話をすることです。当たり前のことを言っているようですが、日々の看護実践としてできているでしょうか?
 ある講師は、看護師は、日本国憲法のもと定められた社会保障のなかの医療での仕事であること、法律のもと働いていることを、何度も何度も強く語ってくれました。何を根拠に働いているのか。拠りどころは法律であること。変化することを学び続けなければならないと。看護の仕事は、大変責任の重い、重要な仕事です。