看護の役割を果たしていけるように

今日はクリスマス・イブですね。今年もあと数日となりましたが、あまりそんな気分にはなっていません。気温が高いからでしょうか?

19日看護協会での研修「地域包括ケアシステムの構築を目指して~厚労省の政策アプローチ~」に参加しました。テーマが当院の理念と似かよっており、平成26年診療報酬改定に携わった講師からの話は、とても興味深いものでした。

高齢者の特性から医療提供も変化することでは、宮崎県のかあさんの家の高齢な女性の方のケースを紹介されました。透析をされていたのですが、私はもうしないと決断され施設におられたそうです。結局2年半、この施設で過ごされ亡くなったということでした。地域包括ケアシステムにおいて自助・互助が重要となってくることでは、一人暮らしの片手ギプス固定の方のケースを紹介されました。在宅サービスを受けていたのですが、毎日夕方緊急コールが鳴り訪問すると、電気をつけて欲しいということだそうです。サービスの提供からやりすぎに気づかなくなっているのではないか、看護の視点からの自立支援が必要ではないかと話されました。

また地域包括ケアシステムという概念を、介護の話、厚労省の役人が作った、東京の話という3つの誤解があったが、みつぎ総合病院の山口先生がつくりあげた概念であると説明されました。地域のニーズに医療と介護が一緒に応える地域包括ケアシステムは今後も推し進められるということでしたので、観音寺・三豊地域の地域包括ケアシステムのなかでの看護の役割を果たしていけるように、取り組んでいきましょう!

このひとことで今年最後となります。また来年もよろしくお願いいたします。