1.当院看護部の実習指導体制
各部署に、1~2名の実習指導委員、1~5名の実習指導担当者がおり、皆さんの実習をサポートしています。担当は日替わりになっていますので、毎日担当者を確認してください。看護は実践の科学です。学校での学びを、実際の患者さんに実践するまでの過程や、患者さんの反応から得られる看護の喜びや難しさを、是非体感してください。またとない体験学習の場となるよう、スタッフ一同準備をしてお待ちしています。私たちも一緒に学ぶ気持ちで、皆さんに指導していきたいと思っています。
2.病棟の特徴・特色
西3病棟 (産婦人科・小児科・内科・外科混合病棟) |
婦人科疾患・手術・分娩・新生児・小児科 |
西4病棟 (外科) |
消化器外科の術前・術後、化学療法など |
西5病棟 (脳外科) |
脳梗塞・脳出血・水頭症など術前術後 |
循環器病センター (循環器内科・外科) |
狭心症・心不全・心臓カテーテル検査・ペースメーカーなど |
西7病棟 (整形外科) |
大腿骨骨折・脊椎疾患・関節疾患の手術検査など |
西8病棟 (消化器内科、感染症) |
胆膵疾患・胃腸疾患・内視鏡検査など |
南2病棟 (混合外科) |
泌尿器科・眼科・耳鼻科・形成外科・歯科の疾患など |
南3病棟 (地域包括ケア病棟) |
内科・外科問わず在宅復帰に向けた支援 |
南4病棟 (呼吸器内科・外科) |
肺炎、COPD、間質性肺炎、在宅酸素導入、胸腔ドレーン、気胸、肺癌OP・抗がん剤治療など |
中4病棟 (消化器内科) |
肝臓疾患・胃腸疾患・内視鏡検査など |
訪問 | 訪問看護全般 |
中央手術室 | 全身麻酔・脊椎麻酔・局所麻酔・伝達麻酔手術、カテーテル検査・治療 |
外来 | 医療を受けながら地域で暮らす人々への看護 |
ICU/CCU | 循環器、呼吸器、脳疾患、重症感染症など重症患者へのクリティカルケア |
3.サポーターバッジの紹介
バッジに込めた指導者の願い
当院は、指導者が一目でわかるように、実習サポーターバッジを作りました。
実習指導者は左胸にこのバッジをつけています。勤務ネームボードにも表示していますので確認してください。
モチーフはペンギンです。ペンギンは育てるのがとても難しい動物らしく、それを実習指導になぞらえて皆でしっかり支援しましょうと言う意味が込められています。ペンギンは空を飛べませんが、皆さんが看護師としてしっかり飛び立てるよう、背中に羽をつけました。大空へ羽ばたけるよう私達と一緒に頑張りましょう。
4.学生控室・更衣室のご案内
・学生控え室・更衣室は中央棟7階にあります。
・控室には各部署が手作りのメッセージを提示していますのでご覧ください。
5.実習中の注意事項
- ①情報収集について
- 電子カルテへのログインは、実習指導者が行います。
情報収集の間は必ず傍に看護師がいる状況でお願いします。 - 受け持ち患者が決まった初日は45分以内、その他は20~30分までとします。
特別に時間が欲しい場合は、指導者に申し出てください。 - 何のために情報収集するか必要な情報を指導者に伝えられるように考え、時間の配分と調整をしましょう。
- 患者さんとのコミュニケーション、患者さんをよく看ることが一番の情報収集です。
電子カルテに頼りすぎず、自分の五感を使いましょう。
- ②実習記録について
- 決められた日時に出しましょう。どうしても無理な場合は指導者に早めに申し出て下さい。
- 誤字脱字に注意してください。看護記録と同様に正しく表現・記載できることが大切です。
- 期限を過ぎての提出、過度に誤字脱字が多い場合は、評価できないこともあります。
- ③実習グループ内での情報共有について
- 実習部署のオリエンテーション内容は、実習グループが変わっても同じ内容になります。グループ同士で引き継げるようにしましょう。
- 実習部署の週間スケジュールや部署の特殊性で見学できるものなどは、グループで共有し、同じ日に同じものの見学が重ならないよう、グループで調整しましょう。
- 翌日の予定を指導者に聞いた場合も、グループで共有してください。
- ④感染防止について
- 標準予防策を遵守してください。十分な手洗いと手指消毒で患者さんと自分を守りましょう。
- スタッフステーションのゴミの分別を確認し、感染性の廃棄物など取り扱いを間違えないようにしましょう。
- ⑤配膳について
- 食事の配膳は、受け持ちの患者さんのみ行ってください。配膳の手順を守り、間違えないようにしましょう。
- 配膳車の運転はしないでください。
- ⑥個人情報について
- 実習中に知り得た情報などは、多言しない、SNSなどへの書き込みはしないなど、個人情報保護を遵守しましょう。
- 患者さんの事が書かれている記録用紙・メモ帳等はきちんと管理し、紛失しないようにしましょう。
- ⑦エレベーター使用について
- 使用は、患者さん搬送優先でお願いします。降りるときは階段を使用してください。
- ⑧三豊総合病院の一員として
- 病院に入ってから出るまでは、三豊総合病院の一員として見られています。白衣を脱いだ後も、病院を出るまで、自覚を持った行動をしてください。
- 歩きながらのスマートフォンの使用、横並びでの廊下の行き来は禁止です。
- ⑨アンケートについて
- 実習の終わりに、部署の担当者がアンケート用紙を渡しますので、控え室のアンケート回収箱へ入れてください。
当院での実習がより良いものとなるよう、是非、みなさんの声をお聞かせください。
6.ある学生さんの1日の紹介
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8:00 病院に到着しました。今日から実習です!
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8:15 学生控え室に到着!着替えをします。
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8:30 実習場所に到着!あいさつをします。
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9:00 行動目標今日の行動目標を指導者さんに報告します
受け持ち患者さんのバイタルサインを測定しています。
バイタルサインの報告を指導者さんにします。緊張!
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12:00 昼休憩学生控室にはウェルカムボードがあります。
各病棟からのメッセージを見てみましょう
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13:00 午後からの実習カルテから情報収集をしています。
昨日の採血データは・・・
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14:30 カンファレンス指導者さんから助言をいただきます
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15:30 指導者さんと今日の振り返り今日の学びは・・?
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16:00 記録控え室で記録をします。
まだまだ実習は終わりません。
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17:00 実習終了!ゆっくり休んで
また明日も頑張りましょう!
みなさんの実習を実習指導委員、指導担当者、そしてすべてのスタッフが支援していきます。
学びの多い実習にしましょう!
実習指導委員から一言
実習指導委員を中心に、皆さんの実習を全力でサポートします。分からないことや困ったこと何でも相談に乗ります。遠慮なく声を掛けてくださいね。