出産・子育て経験を活かしたい

助産師 三好直子

温かい病院だというのが第一印象

story049 看護師として脳神経外科の病棟で経験を積むうち地域看護に興味を持つようになり、4年目を過ぎたときに保健師資格を取得しようと考え病院を退職。保健師と助産師の専攻科がある学校に進学しました。助産師にはあまり興味がなかったのですが、両方の資格取得をめざす学校ということもあり、助産師の実習にも挑みました。そして生命の誕生を目の当たりにして感動し、助産師になることも考え始め、いつか地域に出たときに助産師経験は活かされること、若いうちに経験を積まなければ技術は身につかないことなどを考えた私は、卒後は助産師として就職することを選んだのです。
そして当院への就職を決めたのは、周りの人のすすめもあり「やっぱり病院なら三豊でしょ」という気持ちがあったから。総合病院の中にある産科として、正常な人はもちろん、リスクのある人も受け入れて安心して出産していただけるような力をつけたいという希望を持って当院に就職したのです。当院に就職して良かったと思うのは、何といっても人間関係。地域に根差した病院ということもあり、利用者と職員の心の距離が近いと感じました。また、職員同士もフレンドリーで「温かい病院だなぁ」というのが最初の印象でした。

どんな場面でも落ち着いた態度で

助産師の仕事は新たな命の誕生を祝う幸せな場所だと思われがちですが、時には死産などの悲しい場面に出会うことも。周りがお祝いムードだからこそ、そんなときには心が強く痛みます。喜びが中心ではありますが、そんな中に深い悲しみもある、産科はそんなところです。
私が日ごろ心がけているのは、どんな場面でも落ち着いた態度で接していこうということ。安全にお産を援助するために、妊婦さんをはじめ周りの人たちの心も穏やかにできるようにサポートしていきたいと考えています。仕事をしていてうれしいときは「ここで産んでよかった」「次もここで産みます」という言葉をいただいた時。当院は個人病院のように豪華な食事や高級なお部屋があるわけではありません。それでも「ここで産んでよかった」といってくださるのは、私たちの対応の評価だと思うので、自然に喜びも大きくなります。そんな喜びを糧にして、これからも多くの方に選んでいただけるようスタッフ全体で努力していこうと思います。

相手の気持ちが理解できる助産師になりたい

現在産科ではさまざまな取り組みをしています。たとえばマタニティヨガやベビーマッサージ、妊婦さんを対象にした助産師外来や産後のお母さんを対象にした母乳外来など。また、地域の人たちに当院の産科を知っていただくため、ニュースレターをつくったりもしています。助産師が自主的に勉強をして地域の人たちに還元できる知識を高めているのが当産科のいいところ。その一員として自分自身も貢献できるよう尽力したいと思います。
実は今、私は3人目の子どもを妊娠中。上の子も当院で産んだのですが、この子もうちで産む予定です。妊娠中の大変さや、出産の辛さと感動、そして育児の大変さ・・・そんな体験全てが助産師の仕事に直結できると感じています。出産や育児の体験を活かして相手の気持ちが理解できる助産師になりたい、そして落ち着いたら更なる力をつけるため、骨盤体操や整体なども勉強したいと思います。

kansou-1

西3病棟スタッフより

帰ってきたら入院患者の声を聞いてね!
私も、相手の気持ちが理解できる助産師になれるように頑張ります。また帰ってきたらいろいろ教えて下さい。
素敵な助産師さん☆ 私も見習っています。
スタッフみんなで産婦人科病棟を盛り上げていきましょう。
選ばれる病院になれるよう、私も三好さんを見習って頑張ります。
骨盤体操や整体、私も興味あります。帰ってきたらぜひ一緒に勉強させて下さい。
育休後、またこの病棟に戻って来られるか分かりませんが、三好さんと一緒に働きたいです。私も子育てが落ち着いたら、何か専門性を高められればいいなと思います。
早く三好さんと一緒にお仕事がしたいです!帰ってきた時に、もう少し成長した自分を見せられるように頑張ります。
三好さんがいるとホッとします。これからも素敵な助産師さんと母で!