当院の新人看護師教育システムの「マーガレットシステム」の2月は「私の看護観」の発表会があります。看護師となって以降、日々様々な看護を経験してきたなかで「一番忘れられない場面」がそれぞれ違うのは当然です。でも、もし、場面が同じだとしても、「なぜ」一番忘れられないのかは、「看護師それぞれによって感じ方が違う」。それが「看護観」の基なのだと思います。それを言語化していく作業の中で自分自身の「大切にしたい看護」を深めたり、新たな考えに気付くことができたようです。「言語化していく作業」を手助けしてくれた先輩や、その場面を与えてくださった患者さんやご家族に感謝します。
さて、これから!今の「私の看護観」を、自身の成長のための支えや方向付けとできるかは自分次第。期待して見守っていきたいと思います。
新人看護職員研修責任者 島矢さゆり
診療の補助をしつつも、患者さんの話に耳を傾け、思いを共感的に受け止める
ご家族が患者さんの状況を理解できるように伝え、ご家族の意思も確認しておく
患者さんが自分の思いを表出しやすい声掛けをする
患者さんが求める「気持ちよさ」のための、環境整備・知覚面でのケア・会話や表情から得た必要とされるケアを実践していきたい