4月 21名の新人看護師が入職しました

 令和3年度が始まり、看護部に21名の新人看護師が入職しました。緊張の面持ちで入職式や全職種合同の研修3日間を終え、マーガレットシステムが始まりました。感染対策をしながら、医療安全やポジショニング、吸引や注射・採血など予定した研修を終えることができました。
 今年の新人看護師は、コロナ禍で最終学年を過ごしたため実習が予定通り進まなかった新人もいました。さらに、例年なら10月と3月に実施している内定者親睦会もズームでの開催となり、病院のことや新しく仲間になる新人同士の関係もほとんど作られないままの入職となりました。そのため看護部では、現場に出る緊張感や患者さんとのコミュニケーション、新人同士の関係づくりなども心配しながら新人を迎え入れました。しかし、集合教育や現場での演習を重ねるうちに緊張感もほぐれ、新人同士の仲間づくりもできてきました。
 今年度の新人教育で重点にしているのは「看護師の思考」を伝えながらの指導です。実践の根拠や看護のアセスメントをあえて言語化して新人に伝えながら看護を見せる事、それを見た新人も自己の気づきや看護の視点を言語化して指導者に伝え、双方が自分たちの実践に意味づけできることを目標にしています。三豊総合病院看護部の理念である「看る力」「心」「連携」が新人にしっかり伝えられるように指導者側も共に学ぶ1年にしたいと思います。

新人看護職員研修責任者 大西孝子