4月 今年の新人看護師のあゆみ

20160506-01新しい年度となり、マーガレットシステムが始まりました。今年度の新人は22名です。入職式から始まり5日間の全職種対象の研修の後、4月8日から27日までに、オリエンテーションや説明を含め、32項目の講義や演習を終了しました。講義や演習が現場で生かされるように、4月はOJTを1日ごとに入れながら組み立てているプログラムです。そして、実践に必要な知識や技術に加え、当院独自の外来対応研修や「看護はライブ」についてのワークなどを行い、コミュニケーション能力の向上や当院看護部が提供する看護の価値についても学びました。5月からは、いよいよ本格的にOJT始動です。新人看護師それぞれが自分を信じて、そして周りに助けてもらいながら、一歩一歩前進していけるようマーガレットシステムを進めていきます。

新人看護職員研修担当 大西孝子

各部署での新人の様子(南2病棟)

20160506-03入職式を終えると、さっそくたくさんの研修が待っていました。
集合研修では、注射の練習や薬の管理・電子カルテの操作・外来対応研修などを行いました。
注射の練習では、シュミレーターを使用して皮下注射・筋肉注射・静脈注射などを練習しました。実際に注射器を手にし、患者様に実施する前にたくさんの練習を積んでいきたいと思いました。
外来対応研修では、総合受付や病院通りなどであいさつや施設案内をさせてもらいました。研修初日は緊張のあまり笑顔もこわばり、上手に声掛けができずに少し落ち込むこともありましたが、患者様が笑顔であいさつを返してくれるので、自然と緊張がほぐれ、私たちも笑顔で行動することができました。そして、自分が各科外来・検査室やトイレなどの場所をきちんと把握しておかなければいけないと思いました。
4月15.16日は、宿泊研修で新入職員歓迎会に参加し、先輩方との交流も深めることができました。また、他部門の新人との交流もあり、働く上での目標を語り合い部門間の交流を深めることができました。
所属部署では、4月11日から週2回のOJTを行っています。はじめての日は、入院や手術の準備・検査の準備など多重業務を素早く行う先輩方にただただ驚き、ついていくのが精一杯でした。さらに、日々カンファレンスを行い看護の方向性を決定し、退院指導についての検討を行っていました。退院支援は、患者様個々の性格や理解度に合わせた方法でおこなっており個別性のある看護の大切さを再認識しました。そして、看護部のクレドである、「相手の反応をよく見ます」「相手に分かるように伝えます」という行動を実際に見ることができました。

南2階病棟 O・D

20160506-04南2病棟には、新人看護師1名、既卒看護師1名が配属されました。4月8日に初めて病棟スタッフと顔合わせを行いました。新人さんも先輩もお互い緊張した表情でしたが、4月11日からは、週2回のOJTとなり、どんどん緊張がほぐれてきているようです。OJTでは、新人集合教育で学んだことを、翌日プリセプターに報告してすぐに実践しています。「できた?」と声をかけると、嬉しそうに「できました。」と答えてくれ、頼もしく感じています。まだまだ、スタッフや環境に慣れることで精一杯の時期ですが、元気で明るい挨拶や笑顔を見てうれしく思います。
南2病棟は、入退院が多い病棟です。忙しい業務の中でも、退院に向けての生活指導も必要になります。患者さんに、今必要な支援は何か?退院後に必要な支援は何か?をいつも考えながらケアを行っています。そんな先輩看護師を見ながら、新人さんがゆっくりでも確実に成長できるように、私も応援していきたいと思います。

南2病棟師長