新人看護師は、入職後特に5月から6月にかけてリアリティショックの時期を経験すると言われています。新人看護師の出来るレベルと現場で求められる力量の差がストレスを引き起こすのだそうです。数年間の調査から、この現象は当院でも同じように起こっている事がわかりました。今まさにその状況が来ていると感じています。新人看護師の皆さんも部署の先輩看護師もとても一生懸命に学んだり教えたりしている様子を見かけます。でも、ちょっと一呼吸しませんか?まだまだ先は長いし、たくさんの事を一度に覚えることも難しいのです。それよりも、まずは食事がとれ、眠れ、元気に出勤できる事が基本です。体調を崩している人がいたら頑張りすぎているのではないでしょうか?
6月から夜勤練習も始まりました。しっかり体調を整え患者さんに笑顔で対応できるよう心にも余裕を持ちましょう。苦しい時期はいつまでも続きませんからね。4月に比べると随分できる新人さんになれています。
新人研修責任者 師長 荻田
*今月のホームページの記事は2グループ(南2・南3・南4)が担当しています。
医療ガス研修
6月22日に医療ガスの研修に参加しました。今回の研修で、①震災による過去の大規模災害について②三豊総合病院の医療ガス設備について③高圧ガス容器(ボンベ)の圧力について学びました。高圧ガス容器を取り扱う際には、発火の危険があるためバルブをゆっくり開けること、滑りをよくするためだとしても油をさしたりしてはいけないことを学びました。また、酸素ボンベ内の残量が少量であってもどのくらいの量ならどの程度の時間使用できるかなど、正しい知識を持ち有効に使わなければならないと思いました。決して不必要に酸素を出しっぱなしにせず安全に使用したいと思います。
褥瘡ラウンド
週一回、定期的に行われている褥瘡ラウンドに同行しました。褥瘡ラウンドでは医師・認定看護師・褥瘡委員などのスタッフが多方面から意見を出し合うことで、褥瘡の処置だけではなく、一人ひとりの患者さんに合ったマットレスを選択したり、体の位置や向き、栄養状態なども含めて考えていることを学ぶことができました。
また、褥瘡ラウンドを定期的に行うことによって、褥瘡の早期治療や予防など、質の高い看護につなげていることがわかりました。
心電図のとりかた
6月26日(金)に、心電図の取り方の研修を受けました。事例に沿ったシミュレーターやモニター、血圧計などを使用した実践的な研修でした。この研修を通して技術の習得はできたと思います。しかし、患者さんに対する声かけや安心していただけるはたらきかけの難しさに気が付きました。
先輩看護師さん方との振り返りを通して、報告連絡相談をすることの必要性、患者さんへの接し方の大切さを改めて学ぶことが出来ました。