11月 新人看護師の様子

研修責任者からのメッセージ

11月はOP室・ICUへのローテーション研修を行いました。
新人看護師はこれまで自部署でOP前の準備、OP後の観察や処置・ケアを行ってきました。今回は、OP・ICUで1日ずつ研修することで、一連の流れを統合して経験出来るように企画しています。患者さんやそのご家族のOPに対する思いやOP前後の処置・観察・申し送りなどの意味づけや根拠を学び、自部署で行っている看護や業務がさらにレベルアップできることをねらいとしています。研修でどのようなことを経験したいかは新人看護師の皆さんが自分で考え、先輩にもアドバイスをもらい目標を持って参加できていたと思います。どの様な学びがあったのか、研修後のレポートを読ませてもらうのを楽しみにしています。そして、学んだ事は実践に活かしていきましょう。

荻田

中央手術室先輩ナースからのメッセージ

寒々とした広い部屋、無影灯と細いベッド、その周りにはたくさんの器械、閉ざされた場所でなんとなく怖い”手術室ってそんなイメージでしょうか?でも新棟になってからは病棟スタッフも手術室の各ルームまで入室できるようになり、以前よりだいぶイメージが変わってきていると思います。オペ室に研修に来る新人NSに対して私は、何か困った様子があれば声をかけ、出来る範囲で麻酔やOPの流れ、患者さんへの対応、注意点などを説明しています。自分がやりたい事、知りたい事があれば、どんどん声をかけてOP室NSと一緒に介助していきましょう。チャンスを活かして何か一つでも学んで帰ってほしいと思いながら関わっています。

中央手術室 M.U

ローテーション研修

mitoyo141129-1OP室研修では整形外科手術での人工関節置換術に入らせていただきました。ルームの構造を教えてもらったり、医師の術衣を見て感染防止に対して特に注意が必要であることを実感しました。また、病棟での処置回診時の介助の操作や創部の感染兆候の観察の重要性についても理解できました。意識下でのオペでは患者さんに対する声かけの大切さ、全麻下でのオペでは、医師、看護師、麻酔科等スタッフの連携の大切さを学ぶことができました。直接介助NSと外回りNSの役割の違いや術前・術中・術後と患者さんの一連の状態についてOP室NSが関わっていることを知ることができました。

地域包括ケア病棟 A.T


mitoyo141129-2ICU研修では、自部署では経験できない挿管中の患者さんの清拭の介助等を行いました。必ず1人は頭元でチューブと頭を支え、2人のNSがモニターをチェックし、バイタルサインの変動の有無を確認しながら行っていました。患者さんには常に声をかけ、表情から苦痛の有無を確認しながら吸引を行うなど様々なことに細心の注意を払いながらのケアは印象的でした。また、ご家族との面会前には身の回りを整え、口腔ケアなどにも気を配り、少しでも気持ちが和らぐ配慮をされていました。患者さんはもちろん、家族の方へも今日の状態や様子などを伝えながら思いを傾聴し、ご家族からも患者さんの日頃の様子を伺うなどの場面に立会い、家族ケアについても学ぶことができました。

地域包括ケア病棟M.O

補充研修

習得項目の第2回目の評価が終了しました。この時期には、自部署で経験しにくい技術を経験出来るように、補充研修を企画しています。今回は、中心静脈内注射の介助の研修を行いました。

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*中心静脈カテーテル挿入介助時の必要物品の説明と、介助の実際(マキシマムバリアプリコーション)の様子