救急看護認定看護師 喜井なおみ

地域救命救急センターで活動

staff_expert1私が救急看護認定看護師として院内で行っている活動は、①コードブルー(院内救急コール)体制の整備、②救急カートの整備・統一化、③蘇生技術の向上、蘇生コース研修の開催などが主体で、通常は地域救命救急センターに所属し、業務を行っています。

率先してトリアージに取り組む

当院は、平成24年3月に地域救命救急センターを開設し、1次から3次の救急患者を受け入れています。
救命では、独歩で来院した患者さんに対して、看護師によるトリアージを実施しています。専門的な知識と技術で、病態の緊急度・重症度を基軸として、初期に迅速なアセスメントを行うことで、緊急度の高い患者を見逃さず、診療の優先順位の決定を行います。現場では実践モデルとなれるように、私自身も率先してトリアージに取り組んでいます。

家族の心に寄り添うケアが大切

また、救命には、様々な医療ニードを持つ患者さんや家族が来院され、状況に応じた対応が必要となります。
そして家族は、患者の急な発症に動揺したり、時間的制約がある中で代理意思決定を迫られたりと危機的状態となります。そのような家族の心に寄り添ったケアこそが重要だと感じており、認定看護師として、家族看護が実践できるように心がけています。