2月 「私の看護観」の発表

2月は「私の看護観」の発表がありました。キャリアラダーレベルⅠ取得を目指す看護師は、自分が経験した看護から考えた事を文章にあらわし発表します。大勢の先輩たちの前に立って発表することは、新人にとってとても緊張する経験ですが、先輩たちもみんな経験した関門です。1か月かけて指導を受けながら文章を仕上げた新人は、達成感を感じると共に、経験の浅い新人の発表でもそれを聞く先輩たちの温かいまなざしを感じる機会でもあります。看護部の5年間のビジョンの一つに「自ら考え学び表現できる看護師の育成」があります。「私の看護観」の発表は、新人にとっても自ら考え学び表現する機会になりました。

新人看護職員研修責任者 大西孝子


井下師長(前左)大谷主任(前右)と共に

入職してから約10か月がたちました。私たちが所属している南4階病棟は、呼吸器内科・外科病棟で、主に肺癌、肺炎、気胸などの患者さんが多く入院されています。
現在は平日日勤・休日日勤に加え夜勤練習を行い、24時間継続した看護を提供すること、報告・連絡・相談を行いチームで情報共有していくことの重要性を学んでいます。そして、患者さんの訴えや表情の観察を行い、正常・異常や緊急性があるのかをアセスメントし報告・相談しながら、業務に取り組んでいます。まだまだ視野が狭いので、先輩看護師に助言をもらうことで新たな視点からの考え方を理解し、日々たくさんのことを学んでいます。また、呼吸状態が悪化した時などの急変時では、担当患者さんでなくても周りを見ながら自分に今何ができるのかを考えて行動できるようになってきました。さらに、自部署は人工呼吸器を使うこともあり、機器管理は自信がなく先輩看護師に度々教えてもらうことが多かったのですが、研修を通じて少しずつ管理ができるようにもなってきました。
今後は、新人看護師としての1年間のまとめの会に向けて振り返りを行います。日々の看護を自分自身の糧にし、看護師としても社会人としても成長していけるよう、毎日を大切にして学び続け、そしてその学びを患者さんに還元していきたいと思います。

南4病棟 新人看護職員 I・I・S


入職当時は学生の雰囲気が抜けていなかった新人も、今は看護師としての佇まいになり様々な成長を感じます。習得した看護技術や知識も増え、患者さんのニーズや根拠を考え行動できるようになってきました。そのため、まかせられることも多くなり心強く思っています。現在まとめの時期に入っていますが、しっかり振り返り、焦らずに自分の看護観を確立していって欲しいと思います。これからも、ともに学び、成長できるようスタッフ全員で支え見守っていきたいと思います。

南4病棟 主任看護師 大谷