12月 夜勤練習

12月に入り、夜勤練習が終了する新人が多くなりました。夜勤は日勤と違い少ない看護師で多くの患者を受け持ち担当看護師としての役割を果たしながら夜間の業務を安全に効率的に実施することが求められます。新人看護職員には最大の難関ですが、約4~5ヶ月をかけて丁寧に指導していきます。担当患者の優先順位を考えることや、先輩看護師との情報共有や報告・連絡・相談など、夜勤練集が始まったころの多くの課題は徐々にクリアし、一人でできることも多くなりました。夜勤練習が終われば「独り立ち準備期」に入り、看護観をまとめることやラダーⅠの事例学習など自分で考えて看護することを目指していきます。

新人看護職員研修責任者 大西孝子

新人看護師のあゆみ 西5階病棟

私たちが所属している西5階病棟は脳神経外科病棟です。脳卒中や脳腫瘍、頭部外傷など様々な患者様が入院されています。患者様の平均年齢も高く心疾患や糖尿病などの基礎疾患を持つ方も多いため様々な観察が大切です。脳血管疾患は突然発症することも多く、患者様はもちろんですがご家族への支援も重要であると強く感じています。患者様の中には自分の気持ちを上手く伝えることが出来ない方もいます。訴えに気付けるよう小さな変化も見逃さないよう日々患者様とのコミュニケーションを大切にしています。また、入院時から退院後についても考え多職種とのカンファレンスを通じて支援することを学んでいます。
現在入職して8か月が経ち夜勤練習も終了しました。独り立ちの時期が近づいていますが、まだまだ知識、技術ともに未熟であるため日々報告・連絡・相談を行い、先輩に支えられながら業務を行っています。11月は人工呼吸器の取り扱いや輸血療法などの研修がありました。機器の取り扱い方法など復習し患者様それぞれに適したケアができるようにしていきたいです。

西5病棟 新人看護師 N・A・Y

4月に入職し、あっという間に9ヵ月がたちました。始めは先輩の指示をうけて、走り回っている光景を、「大丈夫かなあ」と周囲も心配しながら見ていました。今では自分で考えながら行動することができるようになっています。認知症のある患者さんや、言葉のでにくい患者さんとの接し方も徐々に慣れてきているように思います。また、11月の末には、周囲の助けを借りながらも夜勤の一人として勤務しており、今後、頼りになるスタッフに育ってくれると期待しています。
まだまだ経験していない看護技術や知識の不足もあり、日々の経験を振り返りながら確実なものにしてほしいです。さらにこれからは、受け持ち看護師として患者さんと接することになるため、目の前の患者さんに必要なことを考えながら、今まで習得した技術や知識を使ってその人にあった看護をおこなえる看護師を目指してほしいと思います。

西5病棟看護師長 山本