6月「社会人基礎力」「報告・連絡・相談」「メンバーシップ」「フィジカルアセスメント」「高齢者理解と認知症」など

 全国的に緊急事態宣言が解除となり、4月5月に実施できなかった研修を行いました。会場の換気やマスク着用、手指消毒やできるだけ三密を避ける体制を考慮しての開催でした。日常のOJTは緊張の連続ですが、新人同士が集まればマスク越しにでもほっとした表情が伺われました。研修内容は、「社会人基礎力」「報告・連絡・相談」「メンバーシップ」「フィジカルアセスメント」「高齢者理解と認知症」など、OJTに直結する内容です。制限の中でも、できるだけ知識として得たことを現場で体感し考えていけるサイクルを作れるようにしていきたいと思います。

新人看護職員研修責任者 大西孝子


 4月に入職して2カ月が経ちました。南4階病棟は呼吸器内科・外科病棟で、主に肺癌、肺炎、気胸などの患者さんが多く入院されています。
 6月に報告・連絡・相談の研修を受けました。看護はチームで活動しているためチーム内で情報の共有化を行いチームで目標を達成することが大切だと学びました。患者さんの訴えを聞いたり状態を観察して正常や異常を報告したり、先輩看護師にアドバイスをもらいながら必要なケアを考えるようにしています。まだまだ先輩に助言してもらうことが多いですが、ケア前後で患者さんの理解を深めていきたいと思います。
 また、高齢者理解と認知症の研修を受けました。入院されている患者さんは高齢者が多く、それに伴い認知症を患っている人も沢山います。例えば食認知ができていない人、点滴を自己抜去する人などがいます。認知症の患者さんを観察することは大変ですが、認知症という疾患に視点を当てて看護するのではなく、患者さん1人1人の残存能力を生かせるような看護をすることが大切であると実感しています。患者さんの行動の裏にはどのような思いがあるのかを考え丁寧な看護に繋げていこうと思います。

南4病棟新人看護師I・S


 今年はコロナウィルス流行の影響で集合教育が集中してできない中、早々に各部署でOJTが始まりました。まだ不安もあり、自分からなかなか発信できませんでしたが、徐々に患者の状態観察をパートナーへ報告・連絡・相談が出来るようになってきました。看護師免許も届き技術面の習得も始まりました。これから看護師の考える力を磨いていく時期になると思います。そろそろ夜勤練習の時期にもなります。出来る事まだできない事を見極めながら、自分の知識技術として身に着けられるよう、支援していこうと思います。

南4病棟師長 井下