12月 看護目標達成のために

12月になり、マーガレットシステムは後半の大切な時期になってきています。多くの新人は、先輩看護師と共に協働して夜勤の独り立ちができるようになってきています。同時にOJTの中で先輩の支援を受けて、観察力やアセスメント能力を強化し、視野を広げて「患者を看る力」が養える研修を行っています。担当している患者さんが、どのような生活をしていてどのように発症し、今後どのような経過が予想され今がどの時期なのか、受け持った日の看護目標達成のためには何をするか考えられることが目標です。
12月は、病院の大きな行事でもある「職員忘年会」が開催され、新人看護師も楽しいパフォーマンスでオープニングを盛り上げました。病院の中でも各部署でも、もうすっかりなくてはならない存在です。


新人看護職員研修責任者 大西孝子

                    

 私が当院に入職し整形外科病棟に配属されてから9か月が経とうとしています。入職した時は知識・技術も乏しく、1人の看護師としての責任も重く様々な不安がありました。しかし、困った時や分からないことは先輩が優しく教えてくれ、相談に乗ってくれるのでたくさんのことを吸収しながら日々患者さんと関わることができています。
 整形外科は手術が多く、術前・術後の管理がとても大切です。最初の時期はなかなか自分でアセスメントできず、観察したままを報告する事しかできていませんでした。しかし今は、術後の観察を細かく行い、異常があればバイタルサインと照らしてアセスメントし、関連づけて報告できるようになってきました。そして、術前・術後は痛みを伴っていることが多いので、患者さんの訴えに耳を傾けながら痛みが緩和できるよう努めています。また、整形特有の疾患に対しては、禁忌肢位を理解した安全な移動・介助や、採血や吸引などの技術も、経験を重ねるにつれてできるようになりました。
入院中の患者さん・ご家族はたくさんの不安を抱いています。私は、自分の看護を振り返る中で知識・技術の向上をすることに気を取られ患者さんのそのような感情にあまり寄り添えていなかったと思うことがありました。しかし、日々コミュニケーションを取ったり関わることで、患者さんの方から声をかけてくれたり、名前を覚えてくれる時もあり私もとても嬉しくなります。まだまだ課題ばかりですが、知識・技術の向上だけでなく、何気ない会話でも表情や声のトーンなど日々の変化に意識して関わり、患者さんの思いや訴えを傾聴し寄り添うことのできる看護師を目指して頑張りたいと思います。

西8階病棟 新人看護師K


9か月が過ぎ、看護師としての知識・技術に少しずつ自信がつくと共に、自覚ができてきたようです。患者さんとのコミュニケーションも臆することなくできるようになってきました。整形外科病棟は、緊急入院、手術も多くありますが、これからも患者さんの訴えを聴き、思いをくみとり行動する経験を積んでほしいと思っています。今は、やっと夜勤の独り立ちを始めたところです。患者さんの安全を守り、スタッフの一員として頑張ってくれています。学ぶ姿勢を持ち続け、モチベーションを維持、高められるよう、師長として支援していこうと思っています。

西8病棟師長 井下