11月 ローテーション研修を行いました

11月は3週間にわたって中央手術室・ICU/CCU・内視鏡センターへのローテーション研修を行いました。研修の目的は、特殊部署で行われている看護の実際を知り、部署間の看護の連携について理解することです。研修後のレポートより以下のような学びがありました。

【中央手術室】
術前訪問では、患者さんの要望や心配事などを聞き、安心して手術を受けられるようにしていた。さらに、手術の流れの説明や医師の話を理解できているかも確認し、医師と患者をつなぐ役割もしていた。

手術前から関わっている患者さんの手術に入ることで、既往歴から手術による影響を考えることができ、術後どのような観察が必要か術前・中・後を通して考えられた。


【ICU/CCU】
家族が今の状態を見てショックを受け、状況が受け止められているかなどを見て、家族の不安なども軽減するようにかかわっていくことが大切だと気付いた。

患者さんの状態から必要なケアを考え実施していくことはICUも病棟も同じで、病棟でも必要に応じたケアを行っていきたい。


【内視鏡センター】
患者さんが安全に検査を受けるために、病棟からの申し送りで既往歴や抗凝固剤の内服などの情報を共有することが大切だと学んだ。

患者さんの意識もあり、局麻を使用していても不快感や苦痛を伴うので、今どういう状況か適宜説明して、タッチングなどで安心感を与える関わりをしていた。
どの部署の研修でも共通していたことは、自部署の看護との共通点や相違点に気付いたこと、服用中の薬剤情報や既往歴、不安の程度などの部署間の情報共有の重要さや安全管理などでした。また、特殊部署で行われている治療の根拠や投与薬剤の影響を知ることで病棟の看護に活かせることが理解できていました。


夜勤練習は、そろそろ終了に近づいている新人も増えてきています。まだまだ一人前とは言えませんが、根拠に基づいて観察やケアができること、疾患の経過の中で患者の全体像を理解することを目標に頑張っています。

新人看護職員研修責任者 大西孝子