住み慣れた地域でその有する能力に応じ自立した日常生活を営む

2日何気なくつけたTVで、豊島の看護師さんのことが放送されていました。
大学生の時、産業廃棄物の問題で島に来てから、看護師さんがいなくなるのならと看護師になったこと、へき地医療支援センターから週5日医師が来られていること、高齢の夫婦・高齢独居の方が多いこと、心配しながら独居の方に薬を届けていること、ご主人が特養に入所されたら体調はよくなったが認知が進み奥さんは痩せていたこと、生きること死ぬことの話題が身近なこと、これまでの番組ではそれでも離島の看護師さんはいきいきとやりがいをもってがんばっていますという内容で終わっていました。しかし今回はこれまでは豊島が離島として取り組まれていたが、これからは小豆島を離島として取り組むので豊島への支援は減り医師は来年から週2日になる予定で、不安そうな看護師さんの顔、住民の方は島で暮らし続けたいと思っているというところで終わりでした。                                
 地域に実情に応じて、高齢者が、可能な限り、住み慣れた地域でその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、医療、介護、介護予防、住まい及び、自立した日常生活の支援が包括的に確保される体制が地域包括ケアシステムの法律での定義です。豊島のことは地域の事情に応じての範囲内と考えるのでしようか?
 30日には香川県国保地域医療学会が開催され、地域包括ケアシステムについて国保の病院や診療所の職員が集まり、発表や討議をしたところでした。