経験を重ねるともっと違う視点がでてくる

 前回よりも新型コロナウィルスの問題は日本中に広がり、学会・研修会の中止の連絡が続いています。また医療機関としての対策(従事者の体温測定、面会者・業者の制限等)も強化することが求められました。医療従事者としての感染対策が問われています。
 この間にも、うれしいこともありました。19日20日部署の看護の質発表会を開催しました。看護の質を表すことを2011年から手探りで始め、2016年から過程の部分は看護実践そのものであり、事例で表すことに取り組みました。今回大きく変化を感じたのは、過程の部分が患者さんの経過の表現から意図した看護介入が表されるようになってきたことです。また今年度からは、看護実践を支える看護管理も意図した介入、看護管理過程を入れるように試みました。意図した介入が専門職としての看護であり、それが各部署で実践できていること、そして表せるようになったことを感じ、2日間充実した時間を過ごすことができました。2日とも100名前後の参加があったと聞きました。当院の3つの豊かな看護を多くの皆さんと共有できたと思っています。
 26日は1年目看護師の看護観の発表がありました。都合で全員分聞くことはできませんでしたが、緊張した表情で発表している姿を見て、看護学生の時、入職した頃と比べると、成長したことを感じました。看護観は出来上がったのではなく、これから変化していくものだと思ってください。1年目の時点ではこう思っていたけれど、経験を重ねるともっと違う視点がでてくるということはよくあります。是非、何年か後に読み返してみてください。