全国国保地域医療学会

7日8日山形市で開催された全国国保地域医療学会に参加しました。山形県には初めて行ったのですが、遠かったことと寒かったことが印象的でした。
教育セミナー島崎謙治先生の「国診協によるこれからの地域包括医療・ケアのあり方」を聞きました。人口構成の変化から医療政策はどのように変化するかという内容でした。「治す医療」だけでなく「生活を支える医療」が必要になること、地域包括ケアシステムはまちづくりであり「地域包括生活保障システム」でなければならないと話された。使用始めた退院前確認シートの項目が、在宅で実際にできるのかを患者さんご家族と確認していくことは大変重要なことであると実感しました。
 2015年の人口動態統計の死亡数、死因順位のデータを見ました。男性の1位
悪性新生物、2位心疾患、3位肺炎で、女性の1位悪性新生物、2位心疾患、3位老衰でした。そして女性の9位血管性等の認知症、10位アルツハイマー病でした。死生観を尊重することが大切ですが、どこで生き、どう逝ききるかを考えさせられるデータでした。