スムーズな入院受け入れと不安のない退院を

先週の話の続きとなります。1日特別講演の中島先生の講演のテーマ、「かち」残る組織の「かち」はValue価値で、価値のある残る組織という意味だと思います。そのためには、先週書いたことだけでは足りないのです。地域に求められる価値・方向性が医療機関の価値観・方向性であり、部署の価値観・方向性であり、個人の価値観・方向性に繋がるという資料がありました。当院は地域から何を求められているのかを真剣に考えることが重要です。

また一方では、私達職員も地域住民であり、どんな時に受診するかということも考える意味はあります。私はやはり急病の時、とくに夜間、休日は当院に受診したいと思います。心配ですし、実際に困っている状況です。皆さんはどうでしょうか?

 

1月から地域救命救急センターを8床で運用することになります。これは昨年の今頃からインフルエンザの大流行、ICU・救命のベッドが満床となり、救急車の受け入れができない時期があったことから計画されたことです。また

予定入院患者が入院できないということもありました。そこで今年度看護部BSCの顧客の視点での戦略目標としてスムーズな入院受け入れと不安のない退院が出てきたのです。これまでは年始からベッドコントロールが困難になることがありました。昨年ある患者さんから、救急車で搬送され気づくと当院ではなく中讃の病院で大変だったという話を聞きました。今年度は取り組んできた成果が発揮でき、スムーズな入院受け入れできることを期待しています。